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これはもう自信になるのですよね。
お母さんに言われても、ある意味で、この面ではライバルなのです。 「あら、お母さん、またわざわざほめて。

『自分のほうが美人だけど、娘も美人だと言ってあげよう』、そんなつもりで言ってんだ」なんて言うのだよね。 K=顔にトラブルのある子で、近い年齢の女きょうだいがいる場合は気をつけたほうがいいですね。
M=私もそう思いますよ。 K=「同じ親から生まれて、なぜお姉ちゃんだけはきれいなの?」って比べる。
顔にトラブルのないお姉さんは、妹の心に近づこうと思って一生懸命やるけれども、近づけば近づくほど、妹の心が離れていくのですね。 お姉さんは「私は、一生懸命妹の気持ちになって、ここでメイクを習って、私が妹のメイクをしてあげるのです」と言うのです。
でも、その優しさは妹には伝わりませんね。 「あなたは私に同情しているの」となっちゃうのですよ。
その点、男の兄弟って意外といいのです。 そういう妹をかわいがってあげるのです。
不思議ですね、男の人って。 普通の妹だったら「憎たらしい」とか言うのだけど、ちょっと顔に傷があったりすると、お兄ちゃんとか弟さんは、そういう妹を守りますね。
M=外でいじめられたらかわいそうだし。 自然に身内を守ることになることが多いです僕の患者で、こういう人がいる。
お父さん、お母さんが、その子が小さい時からずっとけんかばかりして、別居したり、離婚したり、いろんなことをやっているの。 彼女は、自分が見捨てられていて、かわいがられていないというので、小学生のときに塩酸を少し顔にかけて、火傷したのです。

K=それで。 M=初めて見たときは、私もさすがにぎょっとしたよ。
すごい顔なのだもん。 全部火傷のあとで、ケロイドがあるわけ。
でも、本人はケロッとした顔で、もう開き直っているのだよね。 そのうち、さんざんいろんな話をして、「こいつ、心はいいなあ」と。
こいつ、心根はなかなかいいところを持っている、勘がいいとか、その子のいいところばっかり見えちゃったりさ。 すると、その顔がそんなにいやじゃなくなるのだよ。
それらしい、似合うという感じになっちゃって。 「何だろう、これ」と思っちゃったりして。
K=そういうことありますよね。 火傷を負った方たちの会があるのですね。

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